バンバンバザール年代記 バンバンに歴史あり! |
〜1990黎明期 |
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福島(Vo.,Gt)、南(B)を中心にバンバンが結成される。 |
〜1992 |
路上と |
2ndアルバム「できました」の初回特典に付いてきたテープは、この時期に収録されたものらしい。福島の声も若い。風呂屋という曲は、このころにはすでにあったようだ。アレンジなどを聞いてみると、音的には粗さがあるものの、すでにホーンセクションを交えたビッグバンド的なものを志向していたのではないか?と思われる。このテープにはまだ安藤、杉原、花野の名前は見あたらない。 |
〜1993 |
路上の時代 |
吾妻光良との路上での出会い(リサイクルより)はこの時期。たぶん、この頃にはリサイクルのときのメンバー構成に近づいていたと思う。 |
〜1994 |
リサイクル(1st) |
福島(Vo.,A.Gt)、南(B)、安達(Banjo)、安藤(Cr)、杉原(E.Gt)、花野(Piano)の6人構成で「バンバンバザール」を名乗り、1stアルバムが収録される。リサイクルはライブ盤で、「日本語でジャズのスタンダードナンバーを歌う(福島)」というバンバンの初期のスタイルが現れている。 このアルバムの後、花野が脱退。 |
〜1995 |
できました(2nd) |
福島(Vo.,A.Gt)、南(B)、安達(Banjo)、安藤(Cr)、杉原(E.Gt)の5人構成になる。 |
〜1997 |
歌は廻る(3rd) |
杉原が脱退。福島(Vo.,Gt)、南(B)、安達(Banjo)、安藤(Cr)の4人構成になる。この3rdアルバムはカバー中心になっており、オールドナンバーも盛りだくさん。 |
〜1998 |
4(4th) |
福島(Vo.E.Gt)、南(B)、安達(Banjo,E.Gt)、安藤(Cr,T.Sax)、武田(Dr)のバンバンバザールに、デビルズホーン(HornSection)+YANCY(Piano)を加えたビッグバンド構成のバンバンデラックスの色が強まる。それまでのジャズ・ジャイブ的な色合いから、ジャンプ・ジャングルへの志向が一気に強まった。ハワイアンもしくはラテンなノリが強く出ているのは、1920年代スタンダードジャズから、1940〜1950年代の音楽にスライドしつつあるからか。3rdまでのファンにとっては意外かもしれないが、1992年の福島の志向が、やっと形になったというのが正解なのかもしれない。 そうそう。南がカーリーヘアになったのは確かこのころじゃなかったかと……(^^;) |
〜2000 |
HIGHLIGHT(5th) |
福島(Vo.E.Gt)、南(B)、安達(Banjo,E.Gt)、安藤(Cr,T.Sax)、武田(Dr)のバンバンバザールに、友部正人、吾妻光良、デビルズホーン、YANCYなどがゲストで加わったライブ盤として収録される。 このアルバムのリリース後、安達が脱退。 |
〜2000.8 |
新宿駅で待ってた |
福島(Vo.E.Gt)、南(B)、安藤(Cr,T.Sax)、武田(Dr)、富永(E.Gt)の構成で出した最初のMAXIシングル。インディーズ盤はこれが最後となる。 カップリング収録のシカーダと君のこと僕のことは福島ちっくだけど、これまでのどの曲よりもうまくて現代的。たぶん、富永のギターがあってこそ生きている曲だろうと思う。とってもうまい。 |
〜2000.11.22 |
新宿駅で待ってた(完全盤) |
TV番組「年中夢中!コンビニ宴ス」のエンディングテーマでメジャーデビュー。福島(Vo.E.Gt)、南(B)、安藤(Cr,T.Sax)、武田(Dr)、富永(E.Gt)の構成は十分にこなれている。 実はここで気づいたのだが、1998年あたり武田参加の直後からしばらくは「ドラムが走りすぎている」という印象がとても強かった。特にライブ。ドラムは早すぎ、他のメンバーはしばしばそれに振り回されたり置いていかれたり、といった感じ。 |
メジャーになると、ジャイヴはもう聴けなくなっちゃうのかなとか、ブルースではなくなっていくのかなとか、アコースティックな音が懐かしいなとか、このままロックバンドになんのかな(笑)とか、バンバンヘッズの頭の中にはいろいろな期待と不安がよぎる。 バンバンの最大の魅力というのは、このページを最初に作ったときにも書いたことで、僕がバンバンを誰かに勧めるときの最大の根拠であり、僕がバンバンをやめられない最大の理由でもある。 (文中敬称略) 2000年12月4日 |
(c)2000. AZUKI